ドリップバッグで美味しいアイスコーヒーを入れる方法
先日お客さんからこんな質問を受けました。
「夏だからアイスコーヒー淹れたいんだけどドリップバッグでも淹れられますか…?」
ドリップバッグの魅力は「ざっくり淹れて美味しく楽しむ」こと。
【知らなきゃ損】ドリップバッグコーヒーが美味しくなる3つのポイントと入れ方で紹介したとおり、ホットコーヒーであれば「マグカップの半分くらい」を目安にお湯を注げばざっくりでも美味しく仕上がります。
しかし、アイスの場合はグラスの大きさや入ってる氷の量によって注ぐお湯の量を判断しにくて、正直なところざっくり美味しく仕上げるのは難しいんですよね…。
うっかり注ぎすぎると薄まってしまう…。
しかし!「ドリップバッグはアイスコーヒーに向いてないよ」ではコーヒー屋の名がすたるってもん。ドリップバッグであろうが何であろうが、夏はやっぱりキンキンに冷えたアイスコーヒーを楽しんで欲しい!
ということで今回は、ドリップバッグでできるだけ簡単にアイスコーヒーを美味しく淹れられる方法を2パターン考えてきたので紹介していきたいと思います。
- 氷の入ったグラスに直接ドリップする
- ホットコーヒーを淹れて急冷する
正直ホットほど「ざっくりと」ではないのですが、美味しいアイスコーヒーを淹れられるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
氷の入ったグラスに直接ドリップするパターン
ざっくり淹れて楽しむのがドリップバッグの魅力ではありますが、適切な濃度のアイスコーヒーを楽しむため、あえてしっかり重さを量って抽出するというレシピです。
- ドリップバッグ
- お湯が入ったドリップポッド(細口がおすすめ)
- 氷がたっぷりはいったグラス
- キッチンスケール
まずは氷がたっぷり入ったグラスにドリップバッグをセットします。
セットしたらドリップバッグを少し揺さぶって粉を平らにし、お湯が均一にかかるようにしておきましょう。
今回は重さを量るレシピなので、セットした時点でスケールを”0”にしましょう。
お湯をドリップバッグ内のコーヒー粉に注ぎます。
沸騰後少し冷ましたお湯(90℃前後)を使うのがおすすめです。
最初は粉量の2倍程度のお湯を注いで、コーヒー粉全体が湿った状態になるようにします。
NOPPO to COFFEEのドリップバッグであれば粉量が12gなので、24g程度ですね。
多少前後しても大丈夫です。
注いだら30秒ほど待ちましょう。いわゆる「蒸らし」という時間ですね。
蒸らしを行うことで、次のステップでお湯を注いだ際にコーヒーの成分が抽出されやすい状態にします。
蒸らし時間が過ぎたら、いよいよ本格的に抽出していきます。
お湯を何回かに分けてゆっくり注ぎましょう。
注ぐ量は、粉量の7.5倍程度がおすすめです。
NOPPO to COFFEEの粉量12gだと、スケールの数字が90gになるまで、ということになります。
コーヒーのポタポタが落ち着いたら、ドリップバッグをカップから外します。
コーヒーの濃度を均一にするためにスプーンやマドラーで少し混ぜるとグッドです。
たっぷりの氷にコーヒーを落としているため十分冷えています。混ぜすぎると氷が溶けて薄くなってしまうので、混ぜすぎ注意!
ホットコーヒーを淹れて急冷するパターン
スケールで重さを量らない方法です。
マグカップ4分の1程度の少量で濃厚なコーヒー液を抽出して、氷の入ったグラスに一気に注ぎ急冷するパターンです。
- ドリップバッグ
- お湯が入ったドリップポッド(細口がおすすめ)
- 氷がたっぷりはいったグラス
- マグカップ
【知らなきゃ損】ドリップバッグコーヒーが美味しくなる3つのポイントと入れ方のステップ3で「マグカップの半分」ではなく「マグカップの4分の1」で抽出を終わらせましょう。
大体蒸らしのあとの注ぎでドリップバッグに満タンにお湯を注ぐのを2回繰り返すとそのくらいの量になります。目安にしてください。
ホットコーヒーを氷のたっぷりはいったグラスに注いで急冷。アイスコーヒーのできあがりです。
質問
- グラスにホット淹れて大丈夫?割れない?
-
グラス部分に直接ホットコーヒーが触れると割れてしまう可能性はあります。
不安であれば耐熱のタンブラーなどを使いましょう。
- 薄い感じがするんだが?
-
少ないお湯の量で抽出をするので、美味しい成分を抽出しきれていないのかもしれません。
次の方法で抽出効率を上げることができます。試してみてください。
- お湯の温度→高くする
- ドリップ終了までの時間→長くする
一度に注ぐお湯の量をちびちびと少なくすることでドリップにかかる時間を長くすることができます。焦らずゆっくりいきましょう。
まとめ
ドリップバッグでアイスコーヒーを楽しむ方法を紹介しました。
ホットコーヒーを前提に粉量が決まっていることが多いドリップバッグ。ホットと同じようにアイスコーヒーを淹れるとなるとどうしても薄まってしまい、失敗してしまうことが多いです。
今回紹介した方法でドリップバッグでもアイスコーヒーを楽しんでもらえると嬉しいです。
ということで今回はここまで!ありがとうございました。NOPPO to COFFEEでした!